現在、渋谷のアップリンクで公開中の映画「パパ遺伝子組み換えってなぁに?」をやっと観ることが出来ました!
どれだけ遺伝子組み換えが世界に流通しているか、そして遺伝子組み換えそもそもの始まりや歴史的&政治的背景、仕組みやカラクリなど、ザックリとポイントがつかめるいい映画です。
基本的にアメリカではオーガニック認証マークの食材や「NON GMO」マーク以外の加工食品は、ほとんどがGMOだと云われているほど深刻な問題らしく、日本にも既に加工食品の素材として、さらに輸入加工食品として沢山入ってきていますから、実は知らずに食べている可能性は多々ありそうです。
遺伝子組み換えの成り立ちや害については、調べれば調べるほどウンザリしてきますが、遺伝子組み換えの可能性が全くない加工食品も探せばありますから、是非多くのパパやママがこの映画を観て気づいてほしいと思います。
大人ももちろん害はあるかもしれませんが、気にすれば防げますよね。
でも子供は親が注意しなければ無理!
日本において注意することは、まず加工食品に含まれる、トウモロコシ成分(コーンシロップなど)や大豆製品。
そして盲点は養殖の魚や家畜の食肉ですが、これらの日本における家畜のエサはほとんどが輸入の遺伝子組み換え食品だと報じられています!
遺伝子組み換え作物の栽培によって土の中の微生物は全滅し、死んだ土となり、さらにモンスター化した巨大な草や昆虫が畑に発生するのですが、それらと同じような事が人間の体でも起こらないなんてちょっと私は考えられないのです。
ともかく日本がTPPに参加することで、アメリカと全く同じ、又はより酷い状況になると思われますので、まず先にそのリスクを知っておくこと。
知っておけば防げることが本当に多いのです。
私自身は既にこのドキュメンタリー映画出てくる内容に関してはほぼど知っている事ばかりでしたが、まとめ方が実に上手で、何よりも選曲も含めて監督のセンスが良く、ジョネレーションも同じでとても共感が持てました!
ただし、この映画の監督がホールフーズマーケットの生鮮食品が遺伝子組み換えの可能性があると言っていたのは流石に大げさかな。。。と思いました。
私自身もロンドン、アメリカなどのホールフーズマーケットでチェックしてきましたが、そもそもホールフーズの事業展開の手法ひとつとして、地元の大手自然食スーパーを買収していることが多いので、元のオーナーやスタッフ達はかなり健康オタクが揃っているでしょうし、卸しているメーカーも意識の高い企業が多いのを知っています。
もちろん全てがオーガニック認証ではないですから、そういう時はNON GMOマークを確認するなど、他の自然食認定マークをチェックするなどできますが、普通のスーパーで買い物をするよりは、遥かに成分チェック時間が短く買い物は楽です。
でも本当に世の中のすべてのパパがこの映画の中のパパ(監督)みたいに、事の重大さに気づいてくれないものでしょうか?
ママが「それは食べちゃダメよ!」というよりも、パパが「食べるな!」と注意してくれる方が、子供には効果覿面なんですけどね。。。我が家の場合。
他にも遺伝子組み換えについて警告を鳴らしているのは「モンサントの不自然な食べ物」、「世界が食べられなくなる日」、「フードインク」、「フォークス・オーバー・ナイブズ」など沢山ありますが、まだこれらを観たことがない人々にはまず「パパ遺伝子組み換えってなぁに?」をお勧めします。
何故なら他の映画はもっと重いので。
ともかく遺伝子組み換えや添加物いっぱいの食品や汚染食が拡散される中、それでも世界中でローカルフード(地産地消)やオーガニックなどの安全な食べ物の需要は年々高まっています。
品種改良していない、在来種の種を集めて育てる人々も増えています。
なんだか現状は全くイタチごっこの様ですが、こういった事実を知ったうえで楽しく賢く食べ物をチョイスしていきたいですね!
I'm a Mom of Three, Loving Plant-based foods & yoga, President & Founder, Kirasienne Pubulishing Inc.