オーガニック&ベジタリアンライフ
農作業をする父 →
ゴールデンウィークは、私の実家である大分県に家族で帰っていました。由布院にあるマクロビオティックのお店に行ったり、毎日温泉に出掛けるひたすら休息の日々でした。
私の父は、10年ほど前から田舎で無農薬野菜を作り始めたのですが、週末になると大分市内から車で1時間ほどの場所に行き、色んな野菜を作っています。そこには、なにやら秘密基地の様な蔵があり、その中に耕運機や農作業の道具、苗など色々保管されています。あたり一体は見渡す限りの畑と山、そして民家がほとんど無い様な場所なので、父の秘密基地には、トイレやお昼寝してお茶をするスペースなども完備されています。父曰く、仮に大分に地震がきて、市内のお家が潰れたとしても、この秘密基地は作りがとても丈夫らしいので、壊れる事は無いそうです。本当でしょうか??
とにかくこういう場所に来ると、仕事など、日常の現実から解放されるのかもしれませんね。最近の父の行動を聞いていると、週末はゴルフか畑仕事か、そのどちらかの予定しかないようです。団塊世代の間では今、とにかく農作業がブームですよね。そして父もずっと愛用していますが、ふんどし!?も空前のブームらしいですね。
そして私達家族3人もそんな父と一緒に田舎に向かい、農作業を手伝いました。正確には主人が父の農作業を手伝って、私は子供と一緒に秘密基地の中でお昼寝していました。
その間、主人は竹やぶに竹の子を掘りに行き、慣れていないせいか、早速ケガをしてしまいました。私が知る限り、父は竹の子を取りにいっても、農作業をしても、ケガをするなんて事はないのですが……。やっぱり田舎育ちの野生児は違いますね。そうこうしているうちに、秘密基地では採りたての野菜でバーベキューが始まりました。
採れたての野菜 →
子供が虫に刺されるのが心配ですが、やっぱり田舎の生活は良いですね。たまに田舎へ帰って自然でリフレッシュされる。私達家族にとって、今はそういうスタンスが丁度良い気がします。
世の中では伝記モノの映画がブームの様で、先日、夏公開予定のフランソワーズ・サガンの人生を綴った『サガン』や、『ココ・シャネル』の試写会に出掛けました。二人とも本当にドラマティックな人生が描かれているのですが、互いに共通している事は、やはり常に自由を求めていたということでしょうか。そしてとても才能があるけれど、あまりお金に執着が無いという所も。そして私がいつからか惹かれている、自由の女神で知られるフランスを象徴する女性の「マリアンヌ」に、二人のイメージが重なる様な気がしました。
マリアンヌ像に限らず、様々な歴史からみても、つい一昔前までは、自由=戦うだったのかもしれません。もちろん常に他の選択があったのかもしれませんが。そしてそれでもなお、現在も戦う人々がいる……そんな事を思い巡らせている時、いつも私にインスピレーションを与えてくれる友人が、「今のみんなに必要なのは、全てを許すという事、そしてこれからは何事もシェアリングの時代よ」と話してくれました。
きっとヨガや瞑想を実践されている方ならば、頭に浮かんできた映像や考え(邪念)にとらわれず、全て流していく、なんていう事は、多分トレーニングのおかげで、自然に出来るのだと思います。そういったヨガのフィロソフィーにも似たこの友人の言葉が、すんなり私の心の奥に響いて、とても気分が楽になったのでした。
結論として、私の考える新しい時代の女神は、どんな事があっても不動で、戦わないスタイルを選ぶタイプなのだと改めて実感しています。
先週は、自然溢れる「水の森」と呼ばれる小淵沢にある、アルソアの本社を訪ねました。
世界的な建築家マリオ・ベリーニ氏による、自然のエネルギーをより高められるような癒しの設計。上の写真は、ローマのコロッセオを彷彿させる様な建築が美しい神聖な空間。そういえば、ローマ水道はもちろん、古代エジプトなど、世界中のあらゆる古代文明は、波動の高い水によって生まれたといっても過言ではありませんよね。そんなロマンがアルソアの製品にも息づいてているのでしょうか。至る所に美しい水のエネルギーを感じました。
私達が訪ねた翌日はアースデー・イン・小淵沢だったらしく、もっと早く知っていれば行きたかったな~なんて思いました。その日事務所に戻ったら、LAからメールが届いていて、向こうでもアースデーが熱いとの事でした。
今回は打ち合わせだったので、つかの間の訪問でしたか、次回はゆっくり小淵沢を散策したいと思います。
ちなみに、最近はますます紫外線が気になるので、写真の様に毎日竹布のストールが欠かせません。最近は色んなカラーがあるので楽しいですよね。うちの子にも紫外線対策で使っています。
故ジョン・コルトレーン夫人である、アリス・コルトレーン。晩年はインド音楽を研究し、「至上の愛」といったスピリチュアルな作品を発表していたジョン・コルトレーンですが、アリスと結婚してスグに他界してしまいます。そして、アリスは次々とインドに魅せられたアルバムを発表していきました。そんな彼女のヨギな雰囲気のアルバムの中でも好きなのが、この「ワールド・ギャラクシィ」というコズミックなアルバム。スワミ・シヴァナンダの弟子、スワミ・サッチダーナンダのポエトリー・リーディングとピーター・マックスによるデザインが時代を感じさせます。
ピーター・マックスは当時、屠殺場から逃げ出した雌牛の為に18万ドル相当の作品を動物愛護団体に寄付したそうです。そんな彼はかつてシヴァナンダ・アシュラムでもトレーニングしていたヨギであり、60年代カウンター・カルチャーのアイコン的存在でもあり、もちろんベジタリアンでした。
私はシヴァナンダ・ヨガのトレーニングの最後に、「マハ・ラクシュミ」という名前を貰いました。これはいわゆるイニシエーションなので、受けるも受けないも個人の自由だったのですが、トレーニング参加者のほとんどが受けていました。受けないという人に理由を聞いてみると、「今はまだ受けるタイミングじゃないと思うの」と言っていました。まだまだ勉強してからという事でしょうか?私は不思議と蓮の花の上に立つ絵で知られるラクシュミに惹かれてしまったので選んだのですが、日本では吉祥天らしいですね。
今でも思い出したように開く教本!
お城ででヨガ三昧の生活が出来る!と思って参加した私を待っていたのは、早朝4時起きの瞑想や、神の歌と呼ばれる「バガヴァッド・ギーター」を始め、アートマンやブラフマンとは?から始まるヨガ哲学の授業。そして毎日出る論文の課題について行くのがやっとな日々。ヨガは修行のひとつなのだと改めて納得してしまいました。
ヨガのトレーニングに参加して驚いのは、意外にも参加者にベジタリアンが少なかったという事でした。なので、毎日出てくるアーユルヴェーダの食事に関して、中には不満げな人もチラホラ。その頃の私は、微々たる動物性のモノでも一切取らなかったので、いつもその日のレシピが気になっていました。食事の際、乳製品を使っているものは全て避けていた私に、会う人会う人が面白がって色々と聞いてくるので、どうしてそういった食事が必要なのか、朝食のシリアルに欠かせないミルクも穀物や大豆由来の優秀な代用品が沢山あるという事など、説明するのが毎度の事でした。そんな感じでさり気なく?リスペクトしていたおかげか、数日後には、朝食に牛乳パックと並んで豆乳パックが置かれるようになり、トレーニングの後半には、「キラのいった通り、植物性のミルクにした方が断然体調が良いんだよね」という人達が増え、豆乳の使用率が上回ってしまったのです。それは、トレーニングに参加して一番嬉しかった出来事かもしれもせん。
とはいえ私自身ベジタリアニズムについて、その当時はあまり詳しくはありませんでした。ヨガでいうSattivic(サトヴィック)的な食べ物は選んでいましたが、Tamasic(タマシック)とされる玉ねぎや発酵食品などは取っていましたし、Rajasic(ラジャシック)に位置づけれる香りの強いハーブなども摂取していたので、そういったものも一切摂取しない、電磁波とも無縁の1ヶ月間はとても貴重な体験でした。アーユルヴェーダで説かれている様に、純粋な食事は純粋な体や心を養うのか、おかげで色んなスピリチュアルな経験が出来て面白かったのですが、あまりそういった感覚が目覚め過ぎるとちょっと日常生活が大変かな~とも思ってしまいました。
以下参考までに
★ サトヴィック(純粋な食べ物):新鮮なホールフードの野菜やフルーツ、豆類、穀物、ナッツ類、生のミルク、ギー、バター、ハーブティー、etc……
★ ラジャシック(怒りなど感情が激しくなる食べ物):ニンニク、卵、香りの強いハーブ、ペッパー、チーズ、砂糖、レモン、お酢、魚類、etc……
★ タマシック(活力に欠け倦怠感を招く食べ物):ファストフード、電子レンジで調理したモノ、加工食品、冷凍食品、アルコール、化学調味量、肉類、キノコ類、ネギ類、玉ネギ、etc……
プロフィール
HN:
吉良さおり
HP:
性別:
女性
趣味:
旅行 料理 ヨガ
自己紹介:
雑誌「veggy」発行人。1974年12月生まれの山羊座。20代からヨガをライフスタイルに取り入れるようになり、自然とベジタリアンの食生活を始める。2008年に雑誌「veggy」を創刊。6歳、4歳、2歳児の母。食事はマクロビオティック、ローフード×スーパーフード、アーユルヴェーダ、薬膳などを体調に合わせてチョイス。
I'm a Mom of Three, Loving Plant-based foods & yoga, President & Founder, Kirasienne Pubulishing Inc.
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