オーガニック&ベジタリアンライフ

[36]  [35]  [34]  [33]  [32]  [31]  [30]  [29]  [28]  [27]  [26



今でも思い出したように開く教本!


お城ででヨガ三昧の生活が出来る!と思って参加した私を待っていたのは、早朝4時起きの瞑想や、神の歌と呼ばれる「バガヴァッド・ギーター」を始め、アートマンやブラフマンとは?から始まるヨガ哲学の授業。そして毎日出る論文の課題について行くのがやっとな日々。ヨガは修行のひとつなのだと改めて納得してしまいました。

ヨガのトレーニングに参加して驚いのは、意外にも参加者にベジタリアンが少なかったという事でした。なので、毎日出てくるアーユルヴェーダの食事に関して、中には不満げな人もチラホラ。その頃の私は、微々たる動物性のモノでも一切取らなかったので、いつもその日のレシピが気になっていました。食事の際、乳製品を使っているものは全て避けていた私に、会う人会う人が面白がって色々と聞いてくるので、どうしてそういった食事が必要なのか、朝食のシリアルに欠かせないミルクも穀物や大豆由来の優秀な代用品が沢山あるという事など、説明するのが毎度の事でした。そんな感じでさり気なく?リスペクトしていたおかげか、数日後には、朝食に牛乳パックと並んで豆乳パックが置かれるようになり、トレーニングの後半には、「キラのいった通り、植物性のミルクにした方が断然体調が良いんだよね」という人達が増え、豆乳の使用率が上回ってしまったのです。それは、トレーニングに参加して一番嬉しかった出来事かもしれもせん。
とはいえ私自身ベジタリアニズムについて、その当時はあまり詳しくはありませんでした。ヨガでいうSattivic(サトヴィック)的な食べ物は選んでいましたが、Tamasic(タマシック)とされる玉ねぎや発酵食品などは取っていましたし、Rajasic(ラジャシック)に位置づけれる香りの強いハーブなども摂取していたので、そういったものも一切摂取しない、電磁波とも無縁の1ヶ月間はとても貴重な体験でした。アーユルヴェーダで説かれている様に、純粋な食事は純粋な体や心を養うのか、おかげで色んなスピリチュアルな経験が出来て面白かったのですが、あまりそういった感覚が目覚め過ぎるとちょっと日常生活が大変かな~とも思ってしまいました。


以下参考までに

★ サトヴィック(純粋な食べ物):新鮮なホールフードの野菜やフルーツ、豆類、穀物、ナッツ類、生のミルク、ギー、バター、ハーブティー、etc……

★ ラジャシック(怒りなど感情が激しくなる食べ物):ニンニク、卵、香りの強いハーブ、ペッパー、チーズ、砂糖、レモン、お酢、魚類、etc……

★ タマシック(活力に欠け倦怠感を招く食べ物):ファストフード、電子レンジで調理したモノ、加工食品、冷凍食品、アルコール、化学調味量、肉類、キノコ類、ネギ類、玉ネギ、etc…… 


プロフィール
HN:
吉良さおり
性別:
女性
趣味:
旅行 料理 ヨガ
自己紹介:
雑誌「veggy」発行人。1974年12月生まれの山羊座。20代からヨガをライフスタイルに取り入れるようになり、自然とベジタリアンの食生活を始める。2008年に雑誌「veggy」を創刊。6歳、4歳、2歳児の母。食事はマクロビオティック、ローフード×スーパーフード、アーユルヴェーダ、薬膳などを体調に合わせてチョイス。
I'm a Mom of Three, Loving Plant-based foods & yoga, President & Founder, Kirasienne Pubulishing Inc.
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
バーコード