オーガニック&ベジタリアンライフ

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少し前、Veggy草食男子ブログでお馴染みの営業部 I が教えてくれたフランシス・ムア・ラッペ(Frances Moore Lappé)の著書が気になって、早速何冊か読んでみました。

近年、食糧不足の問題などが国際会議でも取り沙汰されていますが、果たして本当に食料は不足しているのでしょうか?そんな私の漠然とした疑問を紐解いてくれたのが、フランシス・ムア・ラッペとジョセフ・コリンズの著書『世界飢餓の構造-いま世界に食糧が不足しているか(1988年)』でした。

フランシス・ムア・ラッペは世界的に知られる飢餓と食糧問題に関する専門家ですが、そんな彼の代表作が『小さな惑星の緑の食卓(1971年)』。「食べものを富めるものが浪費してしまうという富の格差が、飢餓の根本的な原因であり政治的な問題である」と、世の中では常にタブー視される内容を告発したこの本はミリオンセラーとなり、日本はもちろん各国で翻訳されたそうです。

それでも2009年の現在、貧困や飢餓は未だ無くなっていません。それは何故でしょう???

きっと今、意識の高い人々がこういった世の中の矛盾に対して、自分なりに真剣に考えて、できる事から取り組んでいく必要があるんだな~と私は考えています。

フランシス・ムア・ラッペなど数々の専門家は、地球には全ての人口を養うだけの充分な食料や資源があると推測していますが、私は今のところ、この推測に対して疑う余地はないと考えています。

そして富める国における肥満の数と、貧しい国における飢餓の数は等しいのでは?と推測する研究者もいます。私は決して肥満の人を差別しているわけではありません。私もチョコレート(ただしフェアトレード!)や甘いものが大好きですし、時には食べ過ぎることもあります。でもそんな時にフッと思い出すのが、オードリー・ヘップバーンの「貧困や飢餓で苦しむ人々の事を考えたら、食事を沢山取る事ができない」といった感じの言葉なのです。

きっと世の中の真に美しい人たちは、常に自分を律したり戒めたりしているんだろうな~と感じずにはいられません。

先進国は物質面では豊かですが、もしかしたら、精神面では飢餓に苦しむ人々が多く存在しているのかもしれません。

では、精神面の飢饉を回避し、ストレス社会に巻き込まれないためにはどうするか?

いつものくだりですが、やはり、できる限り日常で菜食を心がけることが先決だと思うのです。
プロフィール
HN:
吉良さおり
性別:
女性
趣味:
旅行 料理 ヨガ
自己紹介:
雑誌「veggy」発行人。1974年12月生まれの山羊座。20代からヨガをライフスタイルに取り入れるようになり、自然とベジタリアンの食生活を始める。2008年に雑誌「veggy」を創刊。6歳、4歳、2歳児の母。食事はマクロビオティック、ローフード×スーパーフード、アーユルヴェーダ、薬膳などを体調に合わせてチョイス。
I'm a Mom of Three, Loving Plant-based foods & yoga, President & Founder, Kirasienne Pubulishing Inc.
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